法要のご案内

建法要(み霊お迎え法要)

散法要(お盆の施食会法要)

先祖さまにご焼香し手を合わせ、亡き人に想いを寄せてご供養に勤めたいものです。

特にこの一年間に大切なご家族さまを送られた方々には、最初のお盆、初盆(新盆)を迎えられる訳で、いつもとは違う特別なお盆となり、さぞ感無量の想いをを抱かれてのことかと拝察いたします。亡き人も初めての里帰りです。どうかねんごろにお迎えし、ご供養にお勤め下さい。

 當寺では迎え盆となる十三日の午後5時より、本堂須弥壇上に迎え火を灯し、壇信徒各家のご精霊さまをご自宅へとお送りする、啓建歎法要が修行されます。特に本年新盆を迎えますご精霊さまをの、新盆供養を共にお勤めさせていただいております。ご家族の皆さんで亡き人をお迎えいただきご参詣、ご焼香下さいますようご案内いたします。

 又、16日午後の2時より、盂蘭盆会満散施食会法要を勤めております。ご精霊さまへ法味飽満の法供養を勤め、又来年のお盆まで、仏さまの世界へとお送りいたす大切な法要でございますので、どうぞ13日、16日共に、ご家族お揃いでご参詣頂きますようご案内申し上げます。

[水塔婆の扱い方について]

南無釈迦尼佛と書かれました水塔婆をお届けさせていただいております。

お盆中、ご精霊さまがご自宅にお戻りになられ、安らかに宿り私共をお護り下さる大切な塔婆です。お盆中、仏壇の手前に水を入れたグラスに立ててご供養下さい。16日の満散施食法要の折に、お寺にご持参頂きお納め願います。一括塔婆供養をいたします。

春彼岸

お彼岸は、春分及び秋分の日を中心に、前後3日間を合わせた各7日間を申します。季節の変わり目にあたり、命の尊さや自然の恵みに感謝しながらご先祖さまを供養して、ご加護を願う行事として古くから行われて来ました。

各ご家庭でもダンゴやぼた餅(おはぎ)など仏壇に供え、そろってお墓や納骨堂へとお参りに出掛ける光景が見られます。私たちにとって大変なじみの深い、欠かすことの出来ない年中行事と言えるでしょう。

彼岸とは古いインドの言葉で、修行の完成を表す「パーラミター(波羅蜜)」に由来します。仏教では私たちが生きている迷いの世界を「此岸(川のこちら側の岸)」と呼び、貪りや捕らわれの無いさとりの世界を「彼岸(川の向こうの岸)」と呼んで、安らぎの彼岸へ渡ることを願い、仏道修行が行われてきました。そしてこの時期は特に、在家信者も戒律を守って、仏法を聞き、生活を正すという習慣がありました。

 私たちは、日常の生活に追われ、本当に大切なことを見失ってしまいがちです。

お彼岸は、今日ある自分を育んでくれた両親を始め、ご先祖さまに思いを寄せると共に、自分自身の命の在り方を見つめ直すという大切な期間でおあります。

 昼と夜の長さが同じになる中日を挟んで彼岸の7日間、私達にいのちを伝えて下さった数限り内ご先祖さまへ感謝の合掌を捧げ、自己の生活を振り返る時期にしたいものです。

1.布施 限り無く与えることで、慈しみの心を養う

2.持戒 戒めある生活をし、自己を律する心を養う

3.忍辱 様々な困難の中でも、耐え抜く心を養う

4.精進 日々努力を重ねて、怠ける心に打ち勝つ

5.禅定 真理を見極めるため、穏やかな心にする

6.智慧 物事の道理を、正しく理解する

 お彼岸の1週間は、特にこの6つの教えを心がけて実践し、自己の生活を振り返り、「到彼岸」に勤める時節にしたいものです。

秋彼岸

 季節は夏から秋へと移り変わり、大分涼しくなってまいりました。さわやかな秋風と共に、今を生きる私達に代々と命を伝えて来て頂いたご先祖に感謝し、報恩のみ心寄せてご供養に勤める秋彼岸の時節となりました。

今年の秋彼岸は、彼岸の入りが20日となり、26日までの1週間勤まります。お中日は23日の金曜日、秋分の日となります。

 23日のお中日、秋分の日は、「先祖を敬い、亡き人を偲ぶ日」と定められた祝日です。連休中にて行楽や諸行等で、ご予定お有りの事とは存じますが、命を伝えてくれたご先祖に想いを寄せ、ご家族皆さんでお寺参りやお墓参りに出掛けて、亡き人のご供養に勤めたいものです。

 當寺ではお中日の23日 午後11時より秋季彼岸会法要(ご先祖供養)のお勤めを修行致しております。有縁無縁のご精霊さまは、読経の声に導かれて本堂に集い、懇ろにご供養されます。お寺とは仏道を行ずる場で有り、仏さま、亡き人に出会える場所でもあります。22日の秋季彼岸会法要にはご家族お揃いでご参詣をいただき、それぞれが想いを寄せる亡き人(ご先祖)へ感謝の心でご焼香いただきますようお勧め申し上げます。

大晦日・除夜の鐘

 大晦日の恒例番組、紅白歌合戦に引き続き、ゆく年くる年が放送される。年越しを前後してして日本各地の神社仏閣で行われている年越し行事がリレー中継で放送されている。除夜の鐘を順番に並んで撞いている人達、初詣に出掛けお参りしている沢山の人達の姿が映し出されております。多くの方々がご先祖さまへのこの一年間を無事に過ごさて頂いた事への感謝と報告、そして新年がより良い年でありますようにとの願いを込めて、ご参詣していることでしょう。

 當寺は大梵鐘はございませんが、大晦日の31日、午後11時40分より、お参りに来られた方々が交代で、百八煩悩消徐の願いを込めまして、本堂内の殿鐘を叩き除夜の鐘として撞かれております。

 一年の締めくくりとして、ご自身の心に溜まった煩悩を鐘を撞いて消徐しませんか。

元朝祈祷会法要

元旦 午前1時~

 除夜の鐘に引き続きまして、元旦午前1時より新年最初の朝練(朝のお勤め)をお参りしております。御本尊さま始め、諸仏諸菩薩さまへ新年を迎えたことのご報告と、新たな一年がお寺とお壇信徒皆さまの生活にご加護有らんことを祈念し、そしてお壇信徒皆さまの生活にご加護有らんことを祈念し、そしてお壇家中各家先祖代々の御精霊さまの御供養をお勤めしております。

 引き続きまして、ご参詣頂きました皆さんにとりまして新たな年がより良き一年でありますようにと、家内安全・無病息災・身体堅固・交通安全・諸縁吉祥等を祈願する、祈祷法要をお勤めしております。

 新年最初のお寺参り、初詣でございます。元旦未明にてご難儀のこととは存じますが、今年こそは良いとしになりますようにと願いを込めて、皆様のご参詣をお待ち致しております。

節分大般若法要

さて、當寺では毎年2月3日(節分)の日に、お釈迦さまの本命日、釋尊涅槃会をお参りし、引き続き壇信徒皆様方の身体堅固、無病息災、心願成就を祈願する、霊験功徳灼かなる大般若経転読によります祈祷法要を修行致しております。

本年もコロナ感染症を考慮しまして、法用後の豆まきは行わず、参詣者お一人ずつに豆を袋に入れてお配りし、感染には留意を払いながら規模を縮小して行いたいと思います。

 私共禅門の祈祷法要は秘法であり、西遊記で有名な三蔵法師が、インドから中国へと伝えた大般若経六百巻の経文を転読し、大般若経の功徳を以て、皆様方今年一年の厄払い、身体堅固、家内安全、交通安全、万難消滅等を祈願する法要でございます。

 ご祈祷を受けられます方は、同封の別紙申込用紙に要領を記してますので、それぞれの祈祷項目(厄払い・身体堅固・交通安全・合格祈願・心願成就)等をご記入いただきまして、出来ますれば準備の都合上、一月末日までにお寺宛お申込願います。

 尚、当日の受付は大変混雑しますので、ご協力の程宜しくお願いいたします。又、旧お札やお守り等は一括焼却供養を勤めますので、ご持参下さい。

本年の厄年、本厄(年男、年女)に当たる方は数え齢で、

男性 25歳

男性 42歳

男性 61歳

女性 19歳

女性 33歳

女性 37歳

女性 61歳

です。

厄年とは男女共に、本厄がもっとも災厄にあいやすいと言われておりますが、その前後の前厄・後厄も含めた三年間は心身共に気を付けて過ごすという風習になっております。前厄、後厄の方の厄払いをお受けいたしております。

 尚、御祈祷申込みの方で、当日ご参詣出来ません方は、後日祈祷した御守り札をお届けさせて頂きますので、お気軽にお申し込み下さい。