住職挨拶

〜 住職挨拶 〜

 共の宗派はよく「禅宗」と呼ばれておりますが、これは坐禅を主とした修行を行次ていることからであり、正式には曹洞宗(そうとうしゅう)と申します。

 仏壇にご本尊様が祀られておりますが、曹洞宗のご本尊さまは、『一仏両祖』(いちぶつりょうそ)と申しまして、一仏とはお釈迦さまであり、両祖とは中国から日本へと命がけで曹洞禅のみ教えを伝え、福井県に大本山永平寺を建立し、曹洞宗を開かれ多くの弟子を育成されました、曹洞宗の御開山、道元禅師様であり又、道元禅師様より四代目となります瑩山禅師さまが、石川県に大本山總持寺(現在は横浜鶴見)を開かれて、道元禅師様より伝えられました曹洞宗の尊いみ教えを、日本全国に広められ、各地に曹洞宗寺院を多数建立し、曹洞宗としての礎を築かれました。

 このお二方を曹洞宗の宗祖(両祖)として仰ぎ、道元禅師さまを曹洞宗の父と敬い、瑩山禅師を母としてお慕い申し上げ、限りなきご自愛を頂戴し、心のよりどころとさせていただきながら、曹洞宗の壇信徒として、信仰に勤めておる所です。